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toiの読書会 第2回:『掃除婦のための手引き書』

更新日:2019年7月24日

toi booksで読書会を開催します。

今回のホストは小説家・大前粟生と店主・磯上の2人。

ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』をざっくばらんに話す会です。

参加いただいたからといって、発言しないといけないわけではなく、何か思いついたときや聞いてみようかなと思ったときにお話いただくだけでも大丈夫です。

今回は小さいお子さんを連れての参加も可能です。

飲食物はこちらでのご用意はございませんが、匂いの強いものでなければ持ち込みいただいても大丈夫です。


読書会では色々と試しながら、皆さまと一緒に読書の愉しみ方を考えていきたいと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。





<話す本 > ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』(講談社/岸本佐知子・訳)

<ホスト > 大前粟生 / 磯上竜也

<開催日時> 2019年8月24日(土) 18:00~19:30(開場17:45)

<開催地 > toi books(大阪市中央区久太郎町3-1-22OSKビル204号室)

<参加条件> 『掃除婦のための手引き書』に興味がある方

<参加費 >  500円

<参加定員> 10名


<申込方法>

mail.to.toibooks@gmail.comに予約希望のメールをお願いいたします。

その際、題名に「掃除婦読書会」と入れ、本文に①お名前②電話番号を入れてください。先着順ですので、お早めにどうぞ。質問も気軽にお寄せください。定員に達し次第募集は締め切ります。

※定員に達した為、受け付け終了いたしました。


<読書会概要>

参加いただいた皆さんで『掃除婦のための手引き書』について、ざっくばらんにお話をする会です。



ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』(講談社/岸本佐知子・訳)

毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。

夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)。

刑務所で囚人たちに創作を教える女性教師(「さあ土曜日だ」)。……

自身の人生に根ざして紡ぎ出された奇跡の文学。


ルシア・ベルリン <Lucia Berlin> 

1936年アラスカ生まれ。鉱山技師だった父の仕事の関係で幼少期より北米の鉱山町を転々とし、成長期の大半をチリで過ごす。3回の結婚と離婚を経て4人の息子をシングルマザーとして育てながら、高校教師、掃除婦、電話交換手、看護師などをして働く。いっぽうでアルコール依存症に苦しむ。20代から自身の体験に根ざした小説を書きはじめ、77年に最初の作品集が発表されると、その斬新な「声」により、多くの同時代人作家に衝撃を与える。90年代に入ってサンフランシスコ郡刑務所などで創作を教えるようになり、のちにコロラド大学准教授になる。2004年逝去。レイモンド・カーヴァー、リディア・デイヴィスをはじめ多くの作家に影響を与えながらも、生前は一部にその名を知られるのみであったが、2015年、本書の底本となるA Manual for Cleaning Womenが出版されると同書はたちまちベストセラーとなり、多くの読者に驚きとともに「再発見」された。


岸本 佐知子<きしもと・さちこ>

翻訳家。訳書にリディア・デイヴィス『話の終わり』『ほとんど記憶のない女』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、スティーブン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』など多数。編訳書に『変愛小説集』『楽しい夜』『居心地の悪い部屋』ほか、著書に『なんらかの事情』ほか。2007年、『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞。

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