澤西祐典の新刊『雨とカラス』(書肆侃侃房)の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
なぜ男は、このような島に、腹を裂いて横たわっていたのか? 第二次大戦後、世界から隔絶された南洋の島。生き残った兵士の家族の壮絶な生き様を描いた表題作ほか、奇妙で不思議な魅力あふれる短編3作を収録した『雨とカラス』。
一作一作が非常に高い水準で、読み手を魅了していく澤西作品。細やかに書き出される言葉が生み出す物語の秘密に迫れるようなイベントになればと考えています。
皆さまのご予約をお待ちしております。
※ご予約はメール(mail.to.toibooks@gmail.com)、電話(050-5359-4448)、店頭で受付いたします。
メールでのご予約の際は①お名前②電話番号③人数をご記入のうえ、
件名を「雨とカラス」とし、お申し込みくださいませ。
(澤西さんより)
大きなおとな2人と、物語がどこから来るのか、わいわいお話ししましょう。
(酉島さんより)
『雨とカラス』執筆の裏話はもちろん、奇想好きなふたりで偏愛小説の話などします。ぜひ聞きにきてください。
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澤西祐典『雨とカラス』刊行記念対談
「物語ることの秘儀」
出 演:澤西祐典 × 酉島伝法
日 程:2019年10月26日
時 間:開始/18:00~(開場/17:50)
入場料:1,000円(税込)
場 所:toi books(〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-22 OSKビル2F)
協 力: 書肆侃侃房
問合せ:mail.to.toibooks@gmail.com
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【プロフィール】
澤西祐典(さわにし・ゆうてん)
1986年に大阪生まれ。幼少期をドイツ・ハンブルクで過ごす。小説家、日本近代文学研究者。2011年、「フラミンゴの村」にて第35回すばる文学賞受賞(集英社より書籍化)。その他の著書に『別府フロマラソン』、『文字の消息』(いずれも書肆侃侃房)、共編訳書『芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚』(柴田元幸との共編訳、岩波書店)などがある。2018年、ジェイ・ルービン編、村上春樹序文にて英語圏で刊行された The Penguin Book of Japanese Short Stories(Penguin Classics)に、芥川や谷崎潤一郎、三島由紀夫、津島佑子らと並んで短篇が採録され、話題となった(2019年、新潮社より日本版にあたる『ペンギン・ブックスが選んだ日本の名短編29』が刊行されている)。
酉島伝法(とりしま・でんぽう)
1970年大阪府生まれ。小説家、イラストレーター。2011年、「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞。13年刊行の第1作品集『皆勤の徒』は『SFが読みたい! 2014年版』の国内篇で第1位となり、第34回日本SF大賞を受賞したほか、15年には〈本の雑誌が選ぶ21世紀のSFベスト100〉で第1位を獲得。18年3月には英訳版も刊行され話題となった。19年に初長編『宿借りの星』が刊行された。
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