30年代の頽廃、ビートニクの先駆。
所は照りつける太陽と視界を奪う砂漠の塵が舞うロサンゼルス―
ワラチを履いたメキシコ娘・カミラと作家志望のイタリア系・アルトゥーロ。
差別される者どうしの共感が恋に震え、疾駆し、うなり、転げる生。
80年代の再刊で沸騰した名著が2023年12月に栗原俊秀さんの新訳を得て、『塵に訊け』が未知谷より刊行されました。
今回はこの一冊をより愉しむために、刊行記念イベントを開催いたします。
登壇するのは、『塵に訊け』も含め、ジョン・ファンテの翻訳書を６冊手がけられた栗原俊秀さん。
『塵に訊け』のお話を中心に、ジョン・ファンテの作品について、翻訳について、色々とお聞きする予定です。
作品をより深く味わうための時間になること間違いなし、どしどし参加くださいませ。
《栗原俊秀さんからのメッセージ》
ジョン・ファンテの本を大切に、積極的に販売してくださっている 大阪の書店toi booksさんで、
『塵に訊け』刊行記念イベントを開けることになりました！
トークのお相手は、toi booksの店主でファンテの愛読者でもある磯上竜也さんです。
『塵に訊け』はファンテの小説のなかでも、「書くこと、書けない ことの苦しみ」を深く掘り下げた一冊です。
ファンテのデビューま での道のり、敏腕編集者メンケンとの出会い、小説から離れてハリ ウッドの世界に飲みこまれていく悲哀など、
『塵に訊け』を100 倍楽しむための周辺情報をたっぷりお話しできたらと思います。
アルトゥーロ・バンディーニの生きざまにしびれた皆さま、3月3 1日に大阪でお会いしましょう！
（栗原俊秀）
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ジョン・ファンテ『塵に訊け』刊行記念イベント
「〈書けない苦しみ〉を日本語に ―アルトゥーロ・バンディーニの声を訳す愉悦―」
出 演：栗原俊秀 （聞き手・磯上竜也）
日 程：2024年3月31日（日）
時 間：開始/14：00～（13：45開場）
入場料：1,500円（税込）
会 場：大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-22OSKビル4F
(※toi booksの入っているビルです)
※peatixの申し込みがわかりにくいと言う場合は、上記アドレスに参加希望の旨をメールしてください。
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