※ご購入いただいた方は、ネット環境さえあれば、ご自宅や職場など、
お好きな場所でイベントをお楽しみいただけます。
イベント終了後、2月12日24時まではアーカイブ配信を視聴いただけます。
時間が合わないという方も、チケットを購入いただけましたら、
そちらで視聴可能ですので、ぜひご覧くださいませ。
※リアルタイムで視聴をご希望のかたは、
チケット購入はイベント開始1時間前までにお願いいたします。
また、振込での支払いをご希望の方は、金曜日15時までに購入、振込までを
いただけないと、翌週まで購入確認が出来ませんので、
それまでに手続きいただけますようよろしくお願いいたします。
家庭内写真と地方・郊外をテーマに制作を続ける写真家・川崎祐。
前作『光景』(赤々舎)では、地方における家族の姿と、それを取り巻く地元の風景を「家族写真」「地方写真」等の既存の文脈から逸脱させ、新たな解釈のもとにその枠組み自体を批判的に捉えなおしています。
そして2023年9月、3年ぶりとなる新作写真集『未成の周辺』が喫水線より刊行されました。
和歌山県新宮市に取材した『未成の周辺』は、「聖地」として知られる熊野の風景の脱構築と、「風景写真」の成立条件を問う意欲的な作品です。写真集では、両開きの構成が体現するループ構造によって「未成」のコンセプトをあらわし、2つの方法(パート)から「風景」へのアプローチを試みています。
今回はこの一冊をより愉しむために、刊行記念オンラインイベントを開催いたします。
登壇するのは、本作を作った写真家の川崎祐さんと、歌人の東直子さんのお二人です。
短歌にかぎらず、小説・エッセイ・書評と「ことば」の領域をジャンルを問わず縦横無尽に駆けめぐる東さん。大好評のくどうれいんさんとの共著『水歌通信』(左右社)はもちろん、短編集『ひとっこひとり』(双葉社)、『現代短歌版百人一首 花々は色あせるのね』など、その活躍はとどまることを知りません。
さて、そんな東さんの紡ぎだす「ことば」の大ファンだという川崎さん。おふたりの出会いは今年の初めに行われた東さんのあるトークイベントだったそう。その後川崎さんのデビュー写真集『光景』をご覧になった東さんが「歌壇 3月号」に『光景』からインスピレーションを得た「ミルキー」という連作20首を詠まれたことから交流を深められたとか。
そして川崎さんにはエッセイや書評や短編小説を書く文筆家の顔も。そこで今回は東さんと川崎さんとで「写真とことば」についておおいに語り合っていただきます。東さんの「ことば」に川崎さんが、川崎さんの「写真とことば」に東さんが「ことば」を費やす、「写真とことば」をめぐる、心地よくて愉しい最高なひとときとなりそうです。
短歌、小説、エッセイ、書評、写真、表現のジャンルを問わずになにかひとつにでも関心があったら、どしどし参加くださいませ。
チケット購入ページ
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『未成の周辺』刊行記念イベント
「写真とことば、そこからみえるもの」
出 演:川崎祐×東直子
日 程:2024年1月20日(土)
時 間:開始/21:00~
※視聴可能時間は2月12日24時まで
入場料:1,200円(税込)
場 所:toi books channel
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【プロフィール】
川崎祐(かわさき・ゆう)
写真家。2017年、第17回写真「1_WALL」グランプリを受賞。2018年、ガーディアン・ガーデンで個展「Scenes」を開催。同作で第44回木村伊兵衛写真賞最終候補にノミネートされる。2019年に『光景』を赤々舎より刊行し、同時期に個展「光景」をニコンサロンで行う。2022年に3年ぶりの新作「未成の周辺」(Alt_Medium)を発表。2025年には「あざみ野フォト・アニュアル2025 川崎祐(仮)」展を横浜市民ギャラリーあざみ野で開催予定。そのほか、「文學界」「週刊読書人」等にエッセイや書評を寄稿。
東 直子(ひがし・なおこ)
歌人・作家。1996年歌壇賞受賞。2016年『いとの森の家』で第31回坪田譲治文学賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』など。小説に『とりつくしま』『さようなら窓』『階段にパレット』ほか。歌書に『短歌の時間』『現代短歌版百人一首』、エッセイ集に『千年ごはん』『愛のうた』『一緒に生きる』など。近著に短編集『ひとっこひとり』、くどうれいんとの共著『水歌通信』。
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