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【ONLINE EVENT】『未成の周辺』刊行記念イベント「私たち(故郷喪失者)の地方(ホーム)をめぐって」川崎祐×河野真太郎

※ご購入いただいた方は、ネット環境さえあれば、ご自宅や職場など、

 お好きな場所でイベントをお楽しみいただけます。

 イベント終了後、10月31日24時まではアーカイブ配信を視聴いただけます。

 時間が合わないという方も、チケットを購入いただけましたら、

 そちらで視聴可能ですので、ぜひご覧くださいませ。


※リアルタイムで視聴をご希望のかたは、

 チケット購入はイベント開始1時間前までにお願いいたします。

 また、振込での支払いをご希望の方は、金曜日15時までに購入、振込までを

 いただけないと、翌週まで購入確認が出来ませんので、

 それまでに手続きいただけますようよろしくお願いいたします。


家庭内写真と地方・郊外をテーマに制作を続ける写真家・川崎祐。

前作『光景』(赤々舎)では、地方における家族の姿と、それを取り巻く地元の風景を「家族写真」「地方写真」等の既存の文脈から逸脱させ、新たな解釈のもとにその枠組み自体を批判的に捉えなおしています。


そして今年9月、3年ぶりとなる新作写真集『未成の周辺』が喫水線より刊行されました。


和歌山県新宮市に取材した『未成の周辺』は、「聖地」として知られる熊野の風景の脱構築と、「風景写真」の成立条件を問う意欲的な作品です。写真集では、両開きの構成が体現するループ構造によって「未成」のコンセプトをあらわし、2つの方法(パート)から「風景」へのアプローチを試みています。


今回はこの一冊をより愉しむために、刊行記念オンラインイベントを開催いたします。


登壇するのは、本作を作った写真家の川崎祐さんと、英文学者の河野真太郎さんのお二人です。


河野さんは先日青土社より出版された『この自由な世界と私たちの帰る場所』において、新自由主義が「私たち」を解放する一方で、著しく不自由にしている側面を説得的に書かれています。

また、桜庭一樹『少女を埋める』論や本書が依拠するウェールズの思想家レイモンド・ウィリアムズへの一貫した関心からは、河野さんの「新自由主義の時代における地方」への関心の高さが伺えます。


そこで今回、「地方/郊外」をテーマとする川崎さんたっての希望で河野さんをお相手とするトークイベントが実現しました。


新作写真集については勿論、お二人に共通する「地方」という起点から、素直に地方を巡るわけではなく、移動の物語を占有する「どこでも族」として、故郷喪失者であることを前提にしながら自分たちにとっての地方(ホーム)について、さまざまな話題を“移動”しながらお話しいただきます。

写真集に興味がある方はもとより、少しでも心にかかるものがあれば、ぜひ参加くださいませ。


チケット購入ページ




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『未成の周辺』刊行記念イベント

「私たち(故郷喪失者)の地方(ホーム)をめぐって」

出 演:川崎祐×河野真太郎

日 程:2023年10月14日(土)

時 間:開始/21:00~

    ※視聴可能時間は10月31日24時まで

入場料:1,200円(税込)

場 所:toi books channel

問合せ:mail.to.toibooks@gmail.com

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【プロフィール】

川崎祐(かわさき・ゆう)

1985年、滋賀県生まれ。写真家。2017年、第17回写真「1_WALL」グランプリを受賞。2018年、ガーディアン・ガーデンで個展「Scenes」を開催。同作で第44回木村伊兵衛写真賞最終候補にノミネートされる。2019年に『光景』を赤々舎より刊行し、同時期に個展「光景」をニコンサロンで行う。2022年に3年ぶりの新作「未成の周辺」(Alt_Medium)を発表。2024年には「あざみ野フォト・アニュアル2024 川崎祐(仮)」展を横浜市民ギャラリーあざみ野で開催予定。そのほか、「文學界」「週刊読書人」等にエッセイや書評を寄稿。


河野真太郎(こうの・しんたろう)

1974年、山口県生まれ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。専門はイギリス文学とカルチュラル・スタディーズ。著書に『増補 戦う姫、働く少女』(筑摩書房)『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『この自由な世界と私たちの帰る場所』(青土社)他。共編著に『終わらないフェミニズム――「働く」女たちの言葉と欲望』(研究社)、翻訳にトニー・ジャット/ティモシー・スナイダー『20世紀を考える』(みすず書房)、『暗い世界──ウェールズ短編集』(堀之内出版、編訳)など多数。


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